養生

コロナの不安対策〜その1〜基本を徹底する

なかなか収束の見込みもつかず、

不安を感じている方も少なくはないのでは。

コロナの影響で主に抱えているであろう不安は

以下の3つではないでしょうか。

①コロナにかかったらどうしようという不安

②経済的不安 

③自宅待機による孤独への不安

他にもあるかもしれませんが、

おおよそこの3つに該当するのではないでしょうか。

それぞれの不安に対して、

少し考えてみました。

今回は

①コロナにかかったらどうしようという不安

について、ご案内します。

①コロナにかかるのではという不安

御来店になるお客様やお電話で、

「コロナ対策」の漢方薬について、

聞かれることがあります。

(週刊誌にも載っているようです)

ですが、まだコロナについては

わかっていないことが多く、

漢方薬についても不明なことが多いです。

さらにいうと、

漢方薬は「人を診る」医療です。

ですので、すべてのコロナ感染者に

「この漢方薬を使えばよくなる!」

という漢方薬はないのではないかと。

そうなると、西洋薬でも漢方薬でも

完全に治療することは現段階では

難しいと言えます。

また、予防に関しても

食べ物や飲み物、サプリメントなどでも、

効果が断定できるものもありません。

この何も対処がないことに対する不安というのは

大きいのかと思います。

そのため、SNSやインターネット、週刊誌といった

あらゆる媒体に正解を求めてしまう気がします。

たくさんの情報に囲まれてしまうと、

あれもしなきゃ、これもしなきゃ・・・

とさらに不安が募ってきます。

こうなると大変です。

不安な人ほどSNSやテレビなどから

多くの情報を得ようとしてしまいます。

それが反って情報に振り回されて、

不安が助長されてしまう気がします。

情報を取り入れすぎることが

反って不安になってしまう

これは非常に多いパターンかと思います。

もちろん、ある程度の情報は入手すべきですが、

大事なのは

自分に今できることを淡々と行うこと。

今できることは限られています。

・手洗い、うがい

・換気をする

・外出を極力控える

・睡眠、食事、運動の確保

シンプルにそれくらいです。

他に何もしようがないので、

新たな対策が出てくるまでは、

これだけを徹底することだけに、

意識を向けてください。

また、極力SNSから離れて、

他のことに意識を向けるようにすると良いでしょう。

その代わりに、今まで時間が取れなくてできなかった

趣味や読書、また睡眠(すごく大事)などを楽しむ時間を

とることで、コロナから距離を置いて落ち着くことができます。

コロナ への不安を感じましたら、

今できること

そこに意識を向けるようにしてください。

どうか、慌てて怪しい情報に飛び付かないように

してください。

当店では極力対面のカウンセリングを控えて、

郵送での対応を行っております。

よろしくお願い致します。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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