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症例紹介

症例4 産後の胃痛と下痢に桂枝加芍薬湯が奏功した症例

相談内容

相談者:20代女性

1ヶ月前から食後の胃痛と腹痛、さらに気持ち悪さが出るようになりました。

胃の痛み方は、絞られるような感じです。

食べると下してしまい、1日5〜6回程の下痢便が続いています。

そのため、食欲も低下して胃はもたれています。

もともとストレスに弱く、産後で里帰りや子育てで疲れも出ていたのが、原因のような気がします。

授乳中で病院の薬も使いづらいので、漢方薬を希望してきました。

処方選択

疲労感とストレスによって生じた、胃腸症状ということで胃腸の働きを高める漢方薬をお渡ししました。

処方:桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)+人参(ニンジン) 7日分

シナモンが苦手だったので、味は飲みにくかったですが効果はてきめんでしあ。

下痢はすぐに落ち着き、胃痛も治りました。

その後、香砂六君子湯(コウシャリックンシトウ)に変更して7日分お出ししたました。

あっという間に症状も落ち着いたので、廃薬となりました。

産後は体調が大きく変化し、エネルギー不足を起こしがちです。

さらに、外部要因などのストレスも加わるので、産後の不調は非常に多いです。

また、授乳しているため、病院の薬も使いづらい点で漢方薬は効果的かと思います。

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今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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