相談内容
相談者:60代 女性
相談内容:帯状疱疹後の痛みを改善して欲しい
2週間ほど前に、左胸下〜背中にかけて帯状疱疹になりました。
皮膚科で処方してもらったバラシクロビル(抗ウイルス薬)を服用すると、帯状疱疹の皮膚症状は落ち着きました。
ですが、ジンジンやチクチクとした痛みが残ってしまい、メチコバールやロキソニンを使ってもなかなか改善しないので、漢方薬を試してみようと思い来局しました。
痛みは常にありますが、湯船に浸かっていると不思議とやわらぐので、なるべく冷やさないように注意しています。
痛みが強くて睡眠にも支障が出るため、何とかして欲しいです。
処方選択
帯状疱疹後神経痛の症例になります。
帯状疱疹だと思ったら、すぐに皮膚科を受診すること一番大切です。
合わせて漢方薬を使えれば良いのですが、なかなかすぐには漢方薬を用いる方はいらっしゃいません。
それでも、今回の患者様のようにまずは帯状疱疹対策として抗ウイルス薬を使ったことで、その後の神経痛も対策がしやすくなります。
神経痛になってしまった場合は、漢方薬が効果的に作用することがあります。
特に終始、ジンジンとした痛みを伴う「自発痛」には温めると改善するケースが多く、今回もまさに入浴などで温めることで改善がみられています。
そのため、温陽作用のある漢方薬を選択します。
なおかつ、帯状疱疹の急性期である炎症が強い時期が長引くと、皮膚組織の水分が焼かれて陰虚に陥ってしまいます。
幸い今回は早めに抗ウイルス薬を服用し始めたため、陰虚への配慮はそこまで強く考えなくても良いと判断できました。
処方)桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)+α
こちらの漢方薬を2週間分お渡ししたところ、痛みは7割ほど軽減して、1ヶ月服用した頃には痛みはなくなったので、服用を終了しました。
まとめ
帯状疱疹後神経痛は日常生活にも支障が出てしまうケースもあります。
そのため、初期の段階で速やかに対処することが大切です。
抗ウイルス薬を使い、さらに漢方薬を併用することで帯状疱疹のみならずその後の神経痛を対策することができます。
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