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症例紹介

症例93 吹出物 / ニキビと月経痛に漢方薬が奏功した症例

相談内容

相談者:20代半ば 女性
相談内容:繰り返す吹出物を改善して欲しい

5年ほど前、ちょうど社会人になった頃からあごの下に吹出物ができるようになりました。

一度治っても再発してしまうので、根本的に解決したいと思い来局しました。

あごの下だけにできますが、赤みがありますが、小さいぶつぶつがいくつもできます。

季節の変わり目、月経前、寝不足や外食(特に油物、お酒)が続くとできやすいです。

吹出物ができるようになってから、月経痛も強くなってきたので、3年ほど前から低用量ピルを服用し始めました。

妊娠も希望しているので、ピルもやめたいと思っています。

願わくば、吹出物とともに月経痛も改善して欲しいです。

その他:低血圧、頭痛(天候変動や月経周期で生じる)、便通や食欲は正常

処方選択

一般的にニキビは10代の主にTゾーンにできる皮脂の過剰分泌によるものを指して、吹出物は20代以降の主にフェイスラインにできるホルモンバランスの乱れのものを指します。

そのため、今回のご相談者の場合は「吹出物」とさせていただきました。

とはいえ、ニキビと吹出物で用いる漢方薬に明確な違いがあるわけではありません。

あくまでも、東洋医学的にニキビ(吹出物)をみて、適切な漢方薬を当てはめていく手順は変わりません。

この方の場合は、特徴的なのが吹出物ができ始めたと時と同時期に月経痛が生じ始めていることです。

通常、複数のご相談を承った場合、一度に両方に着手せずに、順番に問題を解決していきます。

ですが、この方の場合は「吹出物」と同時期に「月経痛」が生じていることから、これらの原因が同一である可能性が考えられます。

つまり、女性ホルモンのバランスが乱れたことにより、肌の調子が悪くなり「吹出物」ができやすくなり、月経の状態も乱れてしまったものと思われます。

その背景としては、社会人になったことが関連していると思います。

仕事はハードなようで、会社での飲み会も多いようです。

こういった生活が続いたことで、女性ホルモンが乱れてしまったのでしょう。

女性ホルモンのバランスを整えてあげることで、吹き出物だけでなく月経痛も同時に改善できるのではないかと考え、漢方薬をお渡ししました。

2週間分をお渡ししたところ、途中で月経が来たようでしたが、月経前の吹出物の出来る数が減ったことと吹出物も小さくなりました。

さらに、月経時の痛みも体感として「10→5」と半減したようです。

数ヶ月続けたところ、吹出物もほぼできなくなり、月経痛もなくなったので、漢方薬の服用を終えました。

まとめ

吹出物やニキビの東洋医学的な要因はさまざまです。

特に吹出物の場合は、生活習慣や環境要因が大きな影響を及ぼしていることが多いです。

漢方薬を服用すると同時に生活習慣の改善にも着手することで、早めに対応することもできます。

ニキビや吹き出物でお困りの場合は、東洋医学専門の医療機関にご相談ください。


「ニキビ・吹き出物の漢方薬治療」について詳しくはこちらをご覧ください。

コラム「症例83 ニキビと顔の赤みに漢方薬が奏功した症例」

コラム「症例54 ニキビと鼻水と咳」

コラム「ニキビ対策の養生法」

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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