web予約
LINE予約
電話

症例紹介

症例3 止まらない鼻水と涙

スギ花粉やヒノキ花粉のように

特定のアレルギーがあれば、

対処のしようがあるのですが、

今回の症例では、

原因不明の鼻水と涙が出るという方です。

70代 男性

1年くらい前から鼻水がしょっちゅう出るようになる。

今年の2月から特に悪化し始める。

(*来店は8月上旬)

症状は鼻水とくしゃみ、涙である。

鼻水はサラサラ透明。

カレーや麻婆豆腐などの辛い物を食べると増悪。

運動をしている時は全くでない。

なにかの刺激に反応して、

鼻炎症状が生じていると思われる。

運動習慣もあり、

年齢の割に体はしっかりとしている。

治療の手順としてはまずは標治

『傷寒論』「心下有水気」より小青竜湯を処方する。

1週間の服用で症状軽減。

さらにもう1週間服用でさらに軽減。

2週間で大方症状はコントロール出来た。

さて、問題は次にどうするかである。

方法としては、

1)本治に取り掛かる

2)標治を続けて、状態に合わせて服用量を調節するに止める

今回のケースでは2)を選択した。

まずアレルギー症状の原因がはっきりしない事。

本治で水を溜めないような治療をしたところで、

どこまで対応できるか不明である。

そのため、小青竜湯を頓服にして

どこまで対応できるかを確認したいのである。

漢方薬を生業にしているものの、

どこまでの領域を漢方薬で対応できるのか。

どこまで漢方薬で対応するのか。

常に患者さんの要望と照らし合わせながら、

提案していかなければならない。

今後も様子を見つつ、

治療方針を検討していく。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

関連記事一覧

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事

  1. 症例48 副鼻腔炎に柴葛解肌湯

  2. 症例47 花粉症に葛根湯加辛夷川芎

  3. 漢方薬の読み方と名前の意味

おすすめ記事