web予約
LINE予約
電話

養生

ニキビ対策に良い生活習慣(4つ)

最近、ニキビの相談が多くなってきています。

ニキビは西洋薬でもたくさんの種類が出ているのですが、

なかなか効果が実感できないと言う方もいらっしゃいます。

ひょっとしたら、その薬が合っていないだけかもしれず、

他の薬に変えたり、治療を変えることで効果を発揮することも

あります。

とはいったものの、

薬だけでなく、日常生活で自分で改善できる方法はないか

知りたい方もいらっしゃるだろうし、

薬と併用して、より早く解決したい方もいるでしょう。

今回は日常生活で押さえておいて欲しい、

ニキビ対策について、お話しします。

この対策をしたら絶対にニキビが治る保証は

ありませんが、心掛けていただけると、

ニキビ以外にも、体全体にも良い作用があるので、

試していただければと思います。

ニキビができる原因としては

①毛穴の目詰まり

②皮脂の分泌が過剰

これらによって生じます。

よく患者様から、

「ニキビに良い化粧水などはありませんか」

と聞かれる事があります。

ニキビは皮膚疾患であるので、

どうしても塗り薬や普段使っている化粧水などに

目を向けてしまいますが、

ニキビの根本的な原因は体内にあります。

従って、いくら外から治療を行っても効果が薄い場合が多く、

体内環境を整えることも大切になってきます。

あくまでも化粧水などの外からのケアは

保湿をメインにしていただいて、

乾燥による皮膚のバリア機能を低下させない事が

一番の目的になります。

そうなってくると、

日々の生活になんかしらの不調があることによって、

ニキビを発生させてしまっている可能性もあり得ます。

西洋薬にしろ漢方薬を使うにしても、

生活習慣を改善することはとても重要です。

そこで、ニキビ対策に必要な、

生活習慣についてご案内します。

①睡眠

なににおいても一番大事なのが、睡眠になります。

当たり前すぎることですが、あえて書きます。

知っていることと実践できているかは、別だからです。

睡眠中に成長ホルモンが出て、肌の再生をしてくれます。

睡眠時間が短いと肌荒れしたり、

化粧の塗りが悪くなってしまう方は、

まさにニキビを発生させてしまいやすい環境が

出来ていると言うことです。

睡眠不良がある方は、ニキビ治療と同時に

睡眠改善も行っていく必要があります。

②食事

これも言わずもがなですね。

よく聞かれる質問になります。

最近は腸内細菌がクローズアップされていますが、

腸内環境の悪化が皮膚にも影響している事が

明らかになっています。

では、なにがダメなのでしょうか。

・精製された糖(お菓子やジュースなど)

・乳製品

・小麦などの穀物(パスタ、パンなど)

・脂肪分の多い食事(ファストフードやマヨネーズ、スナック菓子など)

・チョコレート(カカオが合わない人も)

です。

こうしてみると、どれも簡単に手に入り易く、

なおかつ、人が至福を感じやすい食べ物ばかりです。

これも言うはやすし、行うは難し。

反対に腸内環境にとってよろしいのが

野菜です。

上記の食品を減らして、

野菜を多く摂ることを意識してください。

③生理前

男性には関係がありませんが、

女性の場合は、生理前になると

ニキビが出来てしまうという方は非常に多いです。

ホルモンバランスの乱れが、

皮脂の分泌を促してしまうのでしょう。

肌症状以外にも、PMS(月経前症候群)が出やすい方は

要注意です。

ニキビ治療だけでなく、

生理を安定させると、ニキビが悪化しにくくなります。

この辺りは漢方薬を併用するのがよろしいと思います。

④ストレス

これも言わずもがなですね。

ストレスホルモンが肌に影響を与えてしまい、

肌の状態を悪くしてしまいます。

おまけにストレスがかかっていると、

ついつい食に走ってしまう方も少なくはないはずです。

でも、ストレスで肌が悪化するなと

自分で認識できるようになれれば、

対策をしっかりすれば、

ニキビ対策になるからです。

ストレス対策は人によって様々かと思いますが、

普段から、ストレスが溜まった時にやることリストを

作っておくと、いざという時に効果を発揮してくれます。

それも一つや二つだけでなく、

10〜100個くらいと多めに作っておくと、

(暴飲暴食は除いてくださいね)

色々と試す事ができるので、オススメです。

ちなみに私のストレス対策でオススメなのは

睡眠です。

私の場合は、基本的に疲れている時に

ストレスがたまりやすいとわかったので、

寝てしまえば、疲れも取れるし、

もちろん肌にも良いし、

無駄に食べてしまうことも防げます。

他にも運動や歌うなど、

体を動かすのもオススメです。

ぜひ、生活に取り入れてみてください。

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

関連記事一覧

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事
  1. 動物生薬は優秀だが価格が高い

  2. 新年のご挨拶

  3. 症例54 ニキビと鼻水と咳

おすすめ記事