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漢方治療をお求めるになる方は、

治したい症状や病気が一つとは限らない場合があります。

 

花粉症があって、胃腸も弱くて、肌荒れしやすい、

生理も乱れていて・・・

 

たくさんのお悩みを抱えて、

とてもツライですし、

早く全部治したい気持ちになりますよね。

 

病院の場合はたいてい

花粉症には花粉症の薬、

肌荒れには肌荒れの薬、

胃腸には胃腸の薬・・・

といったように、

症状に対して薬を使います。

 

とてもわかりやすい対応なので、

あとは患者様がしっかりと

服用していただければ、

薬の効き目がわかってきます。

 

一方の漢方薬ではどのようの治療をしていくのか

という話になります。

 

とここまで書いて、

そういえば、これってどっかで書いたような気がするな。

と思ったら、

以前に書いてました。

複数病理ある漢方治療について

 

前回の記事を簡単にまとめてしまうと、

複数の症状があっても、

一気に治療せずに、

むしろ、一つずつ治療をした方が、

結果的に治りも早くなるよ、

ということでした。

 

今回はちょっと角度を変えて、

治療について述べてみます。

 

***********************

 

先日、こんな患者様がいらっしゃいました。

30代 女性

2週間ほど前から、咳喘息になってしまいました。

西洋の薬を服用するも、胃腸がやられてしまって、

服用することができません。

みぞおち〜下腹部にかけて、張って痛み、

空腹時になるとしんどいです。

 

こんな感じです。

この患者様の場合は

喘息(肺)と胃痛(胃)

という二つの症状があります。

先ほどの漢方治療の原則で考えると、

・喘息→胃の治療

・胃→喘息の治療

という風に段階を経て治療に取り掛かるのが、

セオリーです。

 

実際に私も、

まずは喘息の治療を初めて、

そのあと胃の治療に取り掛かりました。

 

しかし、思うように結果が出ません。

今度は逆にして、胃をメインにした治療に

切り替えました。

 

これもスッキリとうまく効いている気がしません。

 

そうなってくると、

前回のセオリーが破綻します。

うまくいかない時は、セオリーを疑ってみることが

大切です。

 

「状況に応じては一緒に治療することも必要」

 

という考えも出てきます。

そして、次は胃と肺の両方に

効果的な漢方薬を用いることにしました。

 

その後の経過はまだわからないので、

これが正しい選択なのか不明ですが、

うまくいかない時は柔軟に考えを改めることも

必要だと感じた症例です。

 

一概にどういう時に分けて治療に取り掛かるのか、

それとも、一緒に治療をしていくのかを

自分の中で理論化するのがまだ難しい状況です。

 

まだまだ勉強が必要だと痛感しました。

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