治療について

病気の訴えをする時のポイント

体調が悪くて、

病院や漢方薬局に出掛けても、

思ったように医師や薬剤師の方に

自分の症状が伝わらない、、、

なんてことはありませんか。

医師や薬剤師の聴く力の問題も

もちろんありますが、

患者さんご自身も伝え方を工夫するだけで、

より正確に情報を使えることができます。

正確に情報が伝わることで、

診断の精度も上がるので、

お互いにとってメリットしかありません。

では、どういったことに注意をすれば良いのか。

まず第一に主訴を明らかにすることです。

よく、

「足がむくんで、冷えて、頭痛もして、肩もこるんですよね」

と辛い症状を羅列する場合があります。

こう良い場合でも、医療者は順序立てて

だいたい順番に話を聞いていくのですけど、

まずは一番辛い症状は何かをお話しください。

あとは5W1Hを活用すると、

話に流れがついて、情報が肉付けされます。

話をするときは、

「いつ、どこで、なぜ、なにが、どうなった」を

意識すると良いでしょう。

例えば、熱があって風邪のような場合で受診した場合

「昨日から(いつ)、熱が出て(なにが)、頭と喉が痛い(どこで)」

簡潔に伝えることができます。

そうすると、それに対して医療者から主訴にまつわる質問が

きますので、スムーズに診察が進みます。

次には既往歴と服用薬を伝えます。

もしうまく伝えられないとか

喉を痛めて喋るのが辛い時などは、

メモに書いて持っていくと話がスムーズにいきます。

ここまで書いてきて、

結構普通の事しか書いてない気もするが・・・

ぜひ参考にしてみてください

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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