4日間の漢方勉強会。
昨日が初日。昨日私は講義の一コマを請け負った。
医学生、薬学生、鍼灸学生に向けて中医学を教えるというコンセプト。
今年で4回目だったのだけど、何度講演会しても慣れないものである。
毎回、受講生に伝えたいことを全部伝えられていない気がする。
講義前に何度も練習しているんですけどね。
「なにが足りないんだろう」
話す技術なのか。もちろんそれもある。
漢方の知識の問題か。それもある。
でも、どうもそれだけではない気がする。
決して話が上手なわけではないのに、
話を聴いていて、グッとくる瞬間がある。
拙い言葉であったり、言葉足らずであったりと様々なケースはあるのですが。
「自分の心をそのまま言葉に出せる人。」
「自分がどう見られているかではなく、
相手に届けたいという気持ちで話をする人。」
そういうことな気がする。
本当に自分が伝えたい事。
そのために、自分自身にとっての漢方はなんであるのか、
どういうスタンスで漢方を取り組んでいくのか、
まだ出来ていない。
そのフワッとしている状況の心境では、
本来は伝えることが目的であるはずの講演が
自信のなさや不安感が前面に出て覆い隠してしまう。
毎年、ああでもないこうでもないと
悔しい思いをするけれども、
その気持ちが自分への活力になると信じて、
また新たな気持ちで前に進んでいきます。
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