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なぜ病気になるのか?〜東洋医学の視点で解説します〜

病気は誰もが避けて通りたいもの。命が尽きるその時まで健康でい続けられたら、どんなに良いことでしょうか。ですが、ずっと健康でい続けることは容易ではありません。

では、どうすれば健康でいつづけられるでしょうか。健康であるということは、病気ではないともいえます。ですので、逆に「どうしたら病気になるのか」を知っておく必要があります。

病気になる原因がわかれば、病気への対策もでき、健康に近づくことができます。
今回は、東洋医学の視点で、なぜ病気になるのかを解説します。

正気が邪気に敗れると病気になる

病気になる原因を探るためには、正気(せいき)と邪気(じゃき)という概念を理解する必要があります。

正気:身体の抵抗力、生命力
邪気:身体に害を及ぼすもの(細菌・ウイルスなど)

身体は常に邪気に晒されており、正気は邪気に対抗しています。
正気>邪気となっているうちは、病気にはならないと考えます。
非常にシンプルでわかりやすいですよね。

反対に正気<邪気となると病気になります。

正気<邪気となる場合
・正気が弱い
・邪気が強い

このいずれかです。一つずつ見ていきましょう。

正気が弱まってしまう原因

正気が弱まってしまう原因はいくつかあります。そもそも、正気には大きく分けて、「先天の気」と「後天の気」の2種類があります。

先天の気
両親から受け継いだエネルギー。
遺伝的な要因
後天の気
飲食や呼吸によって取り入れた空気などから作られたエネルギー。生活習慣によって後天的に得られる正気

①先天の気が少ない

両親が虚弱体質であると、先天の気が不足した状態で生まれてきます。そうすると、正気が乏しいため、ちょっとした邪気にも対抗できなくなります。

②後天の気が少ない

いくら、先天の気が充実していても、過労や睡眠不足、十分な栄養が取れていないなどの状況が続けば、後天の気が充足されなくなってしまいます。

邪気の影響

邪気は身体に害を及ぼすもの全てです。具体的な邪気には、外的要因・精神的要因・食生活の乱れによる要因があります。

外的要因による邪気

外的要因となる邪気は、身体の外から影響を及ぼすものです。

・細菌やウイルスなどの感染によるもの
・花粉やハウスダストなどのアレルゲンとなるもの
・寒さ、暑さ、湿気、乾燥、気圧といった気温や気候などの環境要因によるもの

精神的要因

大事なプレゼンの前で、食欲がなくなったり、腹痛や下痢が生じた経験がある方も多いかと思います。
先のように一時的なストレスであれば問題ないのですが、慢性的なストレスが積み重なると心身のダメージを受けます。
東洋医学では心の健全さも健康の一部としてみなし、「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の7つの感情(七情という)が過度になっていないかを確認します。

食生活の乱れによるもの

暴飲暴食や偏食により、体に必要以上の栄養が溜まってしまうことで、これが邪気になります。東洋医学ではこの邪気を「食毒」といい、過度の飲食を戒めています。

まとめ

以上のことから、なぜ病気になるのかについて、東洋医学の視点で解説しました。私たちは常に邪気にさらされており、それに負けじと正気が戦っています。ですので、正気を減らさない(むしろ増やす)こと、邪気を身体に入れないように日々の生活習慣を大切にしなければなりません。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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