20代半ば男性
相談内容:寒暖差アレルギーによる鼻水・鼻づまり
年始頃からやや粘っこい白色の鼻水が出るようになりました。(来局時は1月中旬)
日中は比較的安定していますが、夜になると鼻がつまり、寝ている時は口呼吸となってしまいます。
そのせいで、朝起きるとのどがカラカラで痛みが出ます。
病院では抗アレルギー薬を服用していますが、鼻水は多少良くなる程度で鼻づまりは改善しません。
処方選択
花粉症を含めアレルギー性鼻炎は服用してからすぐに効果が確認できるので、適切な処方を選択して改善へと導く必要があります。
今回はメインが鼻づまりです。
季節は冬の寒い頃であるため、風寒邪の侵襲により発症したものと思われます。
また、やや鼻水が粘稠しているとはいえ色は白く、熱証までは発展していない状況です。
鼻づまりは鼻粘膜が炎症することで腫れてしまうことで、通りが悪くなってしまったことが原因です。
鼻粘膜の炎症を改善する「甘草麻黄湯」をベースに処方を組み立てました。
処方:葛根湯加辛夷川芎+α
葛根湯加辛夷川芎だけでは少し弱いと感じたので、他に別のものも合わせてお渡ししました。
服用してすぐに鼻づまりは改善して、睡眠の質が良くなりました。
10日ほど服用したとことで症状は安定したので、服用を終えました。
まとめ
抗アレルギー薬でアレルギー症状が改善する方もいますが、そうではない場合は漢方薬も大いに役立ちます。
即効性があるので、お困りの場合はぜひ漢方薬もお試しください。
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