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雑記

頂き物に感謝申し上げます

職業柄、患者さんと密接にコミュニケーションをとることが多いこともあるのかと思いますが、ときどき患者さんからお菓子や果物などを頂いたり、滅多に聞けないような貴重なお話を教えてくださることがあります。

私からすれば、毎回漢方薬をきちんと服用いただいてくださるだけで、とてもありがたいことなのですが、それに加えて頂き物をくださる気持ちがとても嬉しいです。

先日、珍しいものをいただいたので、ご紹介させていただきます。


90歳を超えた男性の方が、初めて当薬局にいらっしゃいました。
年齢をまったく感じさせないくらい、体付きはしっかりしていて、お声も力強く、受け答えもとても丁寧な方でした。

カウンセリングをして漢方薬をお出しした後、いよいよお帰りになる頃に唐突に「先生の写真を撮らせてもらっていいですか?」と言われました。

一瞬何のことなのかわからなかったので、少し間が空いてしまいましたが、「ええ、いいですよ」とお応えしました。

なんでも、昔は写真を撮るのが好きで、85歳くらいまではいろんなところに出かけては、たくさんの写真を撮っていたそうです。

今はスマホを使いこなしているようで、スマホのカメラでパシャリと数枚ほど写真を撮られました。

こんなもので良いのかなと思いつつ、その日はそのままお別れをしました。

2週間後にいらっしゃった時に、開口一番、「先生、これをどうぞ」と白い箱を差し出されました。

箱を開けてみると、そこには額縁に入った私の写真がありました。
ちょうど2週間前に撮ってくださった私の写真を、わざわざ額縁に入れてくださいました。

「ちょうどぴったりの額縁があったんですよ」とおっしゃっていましたが、もしかしたらわざわざ買ってきてくださったのかもしれないと思いました。

真意は定かではありませんが、そのお心遣いがありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

9年前に開局した時と比べて年齢も重ねているので、当時の写真とはだいぶ様相も変わってきていますが、一つの節目として思い出深い写真になりました。


この方のみならず、頂き物をくださった方にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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