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症例紹介

症例16 フワフワしためまいが続く

春は気候が変わりやすい季節。

さらに、新学期や新居など環境が変わりやすい。

ストレスは人間関係や思い通りにならない事などだけではなく、

気候の変動(温度や気圧など)、環境の変化などでも、生じます。

このようにストレスは体の不調に多岐に渡って関わっていますが、

「ストレスが原因だ」と決めつけてしまうと、

思考停止状態に陥り、病気の根本を見逃してしまうことになります。

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50代 女性 めまいの改善で来店

一年前のゴールデンウィークあたりに、回転性の激しいめまいと難聴を併発。

一度改善するものの、同年11月に再発。

その後、回転性のめまいは落ち着いたものの、

フワフワ感がずっと取れなくて困っている。

フワフワ感が強いと、気持ち悪くなってしまう。

聴力に問題はないが、たまにキーンという高音の耳鳴りが起きる。

もともと車酔いしやすく、脚もむくみやすい。

病院でお薬をもらうも、

なかなか改善しないため、漢方薬治療を求めて来店。

このような場合、耳の血流が悪くなったり、

春先により気圧の変化(ストレス)によって、

生じたのではと考えてしまいます。

ですが、季節が変わっても症状は出ており、

全てストレスのせいにしてしまうっては、解決できません。

この方は、水分を多量にとるように病院で指示されて、忠実に守っていました。

必要量の水分なら良いのですが、

この方のお仕事はデスクワークで、

日中はあまり動きません。

そのため、過剰に溜まってしまった水分が

耳の平衡バランスを乱して、

めまいが継続していると考えました。

「めまいの方は過剰な水分摂取に気を付けましょう」

この方はめまいにより、美容室のシャンプーで首を動かすとめまいが出てツライので、行きたくてもいけないこと。

車の運転でもめまいが出てしまうのが怖くて、運転ができないこと。

これが出来る様になることが目標でした。

そこで、水分摂取量を減らしてもらい、

水分代謝を是正する漢方薬を服用してもらいました。

服用して2週間で、フラツキ感が軽減。

同様の処方を継続すること2ヶ月程で、

念願だった美容室でのシャンプーも問題なくできたそうです。

車の運転への不安もなくなったので、漢方薬の服用を終えました。

病気の原因がわからないと不安になってしまいますが、

漢方では西洋医学では捉えることができない病気の原因も

糸口がつかめることがあります。

めまいでお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

来店が難しい方は、電話対応で郵送にてお送りすることも可能です。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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