便は体調のバロメーター

自分が健康であるかどうかを判断するのは、案外難しいものです。健康診断ではまったく異常が見当たらないのに、自分では調子が良くないと感じているのは、果たして健康と言えるのでしょうか。それとも、ただの気まぐれなのでしょうか。

漢方では、たとえ検査数値では異常が見えなくても、本人に自覚症状があれば、健康とはいえず治療対象となります。そのため、漢方では必ず全身状態をくまなく確認します。中でも便の状態は、腸の状態をそのまま反映しており、なおかつ患者様自身も日々目にしているため、健康状態を把握するのに大切な指標となります。

ですので、バナナ状の便、黄褐色、においが少ない、スッキリと出て残便感がない、1日1〜2回といった具合に、普段から健康な便かどうかをチェックすることは大切です。

参考:便でわかる体の調子(一般社団法人 愛知県薬剤師会)

一般的な下痢の治療

下痢には1週間以内で症状が落ち着く「急性下痢」と4週間以上続く「慢性下痢」とがあります。

急性下痢の場合の多くが、ウイルスや細菌などの感染性によるもので、整腸剤や抗生物質などを使って治療をします。この場合は、下痢止めを使ってしまうと反って治療を長引かせてしまう恐れがるので、注意が必要です。他には暴飲暴食やアルコールの過剰摂取など、食事の影響によるものもありますが、この場合は食事に気をつけて胃を休めるだけで、治癒します。

慢性下痢の場合は、大腸カメラなどで検査をして、細かく病気を特定していきます。過敏性腸症候群(IBS)や潰瘍性大腸炎、クローン病などの病気が見つかれば、それに対応した薬を用いて治療します。ですが、原因が見つからない場合は、整腸剤や下痢止めなどで対応します。

下痢の病態と漢方薬治療

西洋医学の治療では、一般に整腸剤もしくは下痢止めによる対症療法になります。しかし、漢方では下痢を起こしている原因が何であるのかを見極めた上で治療を施します。また、西洋医学にはない腸を元気づける補気(ホキ)という概念もあり、よりきめ細かく下痢に対応することができます。

下痢の病態

下痢の病態には、主に「食事の影響」・「冷え」・「ストレス」・「胃腸の弱り」・「水分過多」の5タイプに分類できます。このいずれに病態であるのか、もしくは複数にまたがって生じているのかを鑑別していくことが大切です。

1 食事の影響

食べたものを栄養として、エネルギーになったり体を作ったりしています。しかし、過剰な食事量や油物や甘いもの、お酒などの胃腸に負担がかかる食事は、適切に処理されずに反って胃腸の負担となってしまいます。漢方では、これらの余分な食事から生じたものを湿熱(シツネツ)と呼びます。

たまたま飲み会や食事会でハメを外して、お酒や食事を食べ過ぎてしまう分には、すぐに改善するのですが、慢性的に外食が多く、油物や甘いもの、お酒が多い食生活をしていると慢性の下痢になってしまいます。

便はベトベトとしており、においも強く、しぶり腹になることもあります。このタイプでは、食生活を見直していただくのと同時に漢方薬では湿熱を改善するものを使います。

黄連(オウレン)・黄芩(オウゴン)は熱を冷まし、食事による町内の腐敗を改善し、朮(ジュツ)・茯苓(ブクリョウ)といった生薬で、ベタつきを溶かして、便の水分を吸収することで、下痢便を改善します。

2 冷え

クーラーで冷え過ぎて下痢をしたり、かき氷やアイスクリームを食べ過ぎて、下痢になってしまった経験がある方は少なくないでしょう。これも一時であれば問題はないのですが、常に冷え症の方ではちょっとした冷えでもお腹を壊してしまうので、冷え症を改善していく必要があります。

冷えやすい体質のことを、漢方では陽虚(ヨウキョ)といいます。温める力(陽)が不足している(虚)という意味で、陽虚です。特に下痢している場合は、胃腸の冷えですので胃陽虚(イヨウキョ)といいます。*漢方では胃と腸はつながっているので、胃腸をまとめて胃と呼ぶことがあります。

ですので、このタイプの方は普段から服装や冷たい物には注意をする必要があります。同時に漢方薬でも胃腸を温めて、下痢を改善する乾姜(カンキョウ)・附子(ブシ)・呉茱萸(ゴシュユ)などを用います。

参考:冷え症(冷え性)の漢方薬治療

3 ストレス

近年は過敏性腸症候群(IBS)をはじめとした、ストレスや自律神経失調による下痢が増えています。特に男性のIBS患者では、下痢型になることが多く、通勤やお出かけにも苦労することが多いです。

漢方では、疏泄失調(ソセツシッチョウ)と呼ばれるタイプになります。疏泄(ソセツ)とは、のびのびと広がるという意味であり、心も体も内臓もリラックスしてのびのびとできるようにしてくれています。ちょうど、自律神経が整っている状態のことを指します。疏泄失調とは、疏泄機能が働かず、心も体も内臓も緊張したり、変に力が入り、正常に機能しなくなることを指します。
これが、腸で起こると、腸の動き(蠕動運動)にも影響を及ぼしてしまい、下痢型では腸の動きが過剰に速くなってしまいます。

過敏性腸症候群の他にもホルモンバランスの異常(生理周期に連動した下痢)や小児の緊張性の下痢などもこのタイプになります。

このタイプの下痢は、突発的に起こる腹痛と下痢(軟便〜水便)が1日に何度も起きます。特にストレスや疲れがたまると生じやすくなります。一度排便してもスッキリとはせず、残便感が残ります。ガスも多く、お腹が張りやすいです。

漢方では、柴胡(サイコ)・芍薬(シャクヤク)・甘草(カンゾウ)などの生薬を用いて、疏泄を整えて、腸の動きを伸びやかにすることで、下痢を鎮めます。

参考:過敏性腸症候群(IBS)の漢方薬治療

4 胃腸の弱り

慢性的な疲労や元々の虚弱体質により、少し無理をするだけでも疲れてしまう方は胃腸が強くないため、下痢しやすくなります。漢方では、この胃腸の弱いタイプのことを胃気虚(イキキョ)と呼びます。胃気が弱いため消化が不十分になりやすく、下痢をしやすくなるだけでなく、食べ物からエネルギーを十分にとれないため、疲れやすくなります。

漢方薬では胃気を高める人参(ニンジン)・白朮(ビャクジュツ)・山薬(サンヤク)・附子(ブシ)などを用います。また、日頃から無理をし過ぎずによく休み、胃腸をいたわるようにしましょう。

5 水分過多

腸の水分吸収がうまくいかず、腸内に水があふれて便が緩くなってしま状態です。漢方では、水毒(スイドク)・水滞(スイタイ)・痰飲(タンイン)などと呼びます。過剰な水分摂取や、水分代謝が悪いがために、腸内に水がたまってしまいます。

この場合は、腸内の水の吸収力を高めて、膀胱の移行させたり、腸内を乾かして便に形をつけるようにしていきます。漢方薬では、朮(ジュツ)・茯苓(ブクリョウ)・沢瀉(タクシャ)・猪苓(チョレイ)・生姜(ショウキョウ)などの生薬を用いて、水分代謝を促進します。

よく用いる処方

参苓白朮散(ジンリョウビャクジュツサン)
胃腸の弱りによる、軟便〜水様性、消化不良の便に用います。胃腸機能を高める四君子湯(シクンシトウ)を含んでおり、さらに山薬(サンヤク)・薏苡仁(ヨクイニン)・蓮肉(レンニク)により強化されています。全身の倦怠感や消化機能の低下が見られ、そのせいで腸内に水がたまり、下痢便となってしまった状態に適応します。
資生湯(シセイトウ)
参苓白朮散と同様に、胃腸の弱りによる下痢に用います。ただし、麦芽(バクガ)・神麹(シンキク)・山楂子(サンザシ)を含むため、胃腸が弱いのに無理に食べ過ぎてしまい消化不良を起こしているものに効果的です。
補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
下痢にも用いますが、どちらかというと全身の倦怠感に用いる処方です。全身のだるさが顕著にあり、慢性の下痢を繰り返し胃腸の緊張が弱まり、便をとどめておけなかったりもします。老人や過労で慢性の下痢をしている人の、気を引き締めて胃腸を元気づける働きがあります。ただし当帰(トウキ)を含んでいるため、胃気があまりに弱いと、胃もたれや反って下痢を悪化させることになります。
六君子湯(リックンシトウ)
胃腸の弱りに用います。胃腸を元気づけて消化を促進するため、下痢便を抑えるとともに胃にも働き、胃もたれや吐き気もしずめてくれます。長期間服用すると、胃腸の弱りの体質改善薬としても用いることもできます。
人参湯(ニンジントウ)
胃陽虚に用いる処方です。お腹が冷えやすいので、冷房や冷たい飲食が苦手な方に用います。突発的な下痢に対症療法としても使えますし、体質改善として長期間服用することもできます。
真武湯(シンブトウ)
陽虚の度合いが強くなり、そのせいで水分代謝が低下してしまい、水毒も現れている状態に用います。新陳代謝が落ちているため、身体は常にぐったりとしており、腸内に水分があるため、水様な便が出ます。便を排出するごとに体力が消耗して、さらにぐったりとしてしまいます。夜明け・早朝に排便しやすい傾向にあります。
四逆湯(シギャクトウ)
陽虚の極みにまで至った状態に用います。消化能力も弱っているため、食べたものが消化不良を起こして、そのまま便として出てきてしまいます。手足は冷たく、エネルギーが枯渇してしまった状態なので、乾姜(カンキョウ)・附子(ブシ)で身体を温めて、代謝を上げていきます。長期的に用いる場合は、熱がこもり過ぎないように人参(ニンジン)・茯苓(ブクリョウ)などを加えて、バランスを取る必要があります。
藿香正気散(カッコウショウキサン)
外からは冷たい風を浴びて体が冷えて、なおかつ食べ過ぎたり飲み過ぎたりして腸内に水毒がたまり下痢をしてしまうものに用います。ただ、ベタつく便ではあるものの湿熱とは違い、においが強くはないです。
五苓散(ゴレイサン)
腸内の水毒による下痢に用います。身体の水分バランスが悪くなり、腸内に水分がたまる代わりに膀胱や口や胃の水分は脱水状態にあるため、のどが渇きと小便の出が悪い状態が同時に出てきます。桂皮(ケイヒ)で温めながら水を動かし、茯苓(ブクリョウ)・沢瀉(タクシャ)・朮(ジュツ)・猪苓(チョレイ)で水分を膀胱に導きます。夏場に過剰に水をとり過ぎて生じる水溶性の下痢に、しばしば用います。
猪苓湯(チョレイトウ)
腸内の水毒(熱)の下痢に用います。この処方は膀胱炎の代表的な処方ですが、本来は下痢のために作られた処方です。五苓散と同様に、腸内の水毒(熱)を膀胱に流してあげる働きがあります。同時に腸や膀胱の炎症も除いてくれます。
平胃散(ヘイイサン)
食べ過ぎにより腸内に水毒がたまり、下痢となってしまった方に用います。また、厚朴(コウボク)・陳皮(チンピ)が腸内のガスを押し流してくれるため、お腹の張りも改善してくれます。
五積散(ゴシャクサン)
「寒・食・気・血・痰」の停滞し蓄積したもに対する処方として、「五積」と名付けられました。そのため、応用範囲は非常に広く、下痢に対しては寒(冷房や外の寒さなどで体が冷やされたり)、食・痰(食事を食べ過ぎてしまったことによる水毒)によるものが影響します。冷えが強い場合は、乾姜(カンキョウ)や人参湯(ニンジントウ)を、食事の影響が強ければ平胃散(ヘイイサン)を追加するなどして、効果を強めるのも良いでしょう。
半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)
胃〜腸にまたがる湿熱に用います。黄連(オウレン)・黄芩(オウゴン)といった湿熱を冷ます生薬と、乾姜(カンキョウ)・人参(ニンジン)といった、胃腸を温めて元気づける生薬が絶妙に組み合わさった処方です。食べ過ぎや飲み過ぎで生じた熱を冷まし、吐き気や胃もたれを抑えると同時に弱った胃腸を強化して、消化力を高めて下痢をしずめます。
生姜瀉心湯(ショウキョウシャシントウ)
半夏瀉心湯から温める乾姜(カンキョウ)を減らして、吐き気を抑えて腸内の水を除いてくれる生姜(ショウキョウ)を加えた処方になります。そのため、半夏瀉心湯よりも吐き気が強く、腸内の湿熱の度合いが強く腸がゴロゴロ。ギュルギュルと音を鳴らして、水様性の便を出すものに用います。
葛根黄芩黄連湯(カッコンオウゴンオウレントウ)
湿熱によるベタベタとした便になります。肛門の熱感やしぶり腹もあり、同時に頭痛や項背部の強張りも現れます。お酒や脂っこい食事を食べた帰りに身体が冷やされて、体表面の強張りが生じているものに用います。また、腸内の炎症を鎮めることから、急性の腸炎や細菌性の下痢などにも応用することができます。
黄芩湯(オウゴントウ)
湿熱の下痢に対応する処方です。油物やアルコールの摂取が過度になり、下痢を起こしたものに用います。芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)を含んでいるため、腹痛が強い場合に効果を発揮します。
痛瀉要方(ツウシャヨウホウ)
処方の名前にあるように、「痛み(腹痛)と瀉下(下痢のこと)に対する要の処方」という意味が込められています。ストレス性の下痢に用いられ、過敏性腸症候群などの下痢+腹痛方に効果的です。腹痛が強い場合は、芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)を追加します。
四逆散(シギャクサン)
ストレス性の下痢の基本処方になります。四逆散はストレス性の下痢にも、便秘にも用いることができるので、使い勝手がとても良いです。柴胡(サイコ)・芍薬(シャクヤク)・枳実(キジツ)・甘草(カンゾウ)からなり、ストレスで乱れてしまった腸の動きを整えてくれます。ただし、枳実は排便を促す作用があるため、状態に合わせて作用の穏やかな枳殻(キコク)に代えて用いる方が望ましいです。
逍遥散(ショウヨウサン)・加味逍遥散(カミショウヨウサン)
婦人科のストレス疾患の代表処方になります。四逆散を基にしているため、ストレス性の下痢に有効ですが、この処方は当帰(トウキ)を含んでいるため、ホルモンバランスの異常にも効果を発揮します。月経周期に関連する下痢や、ストレス性の下痢などに用います。
柴芍六君子湯(サイシャクリックンシトウ)
四逆散と六君子湯を合わせたような処方になります。ストレス性の下痢に胃腸の弱りを伴った下痢に用います。食が細く身体も弱いが、ストレスの影響を受けやすく、とりわけ下痢に現れてしまう方に効果的です。
柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
小柴胡湯と桂枝湯を合わせた処方になります。柴芍六君子湯と同様に、胃腸の弱りとストレス性をともなった下痢に用います。ただし、身体の緊張感が強く、不眠などの精神症状が柴芍六君子湯よりも、強く出ている状態に用います。
小建中湯(ショウケンチュウトウ)
主に小児の腹痛や下痢に用います。発達段階で胃腸がまだ未熟なため、ちょっとした刺激で下痢や腹痛が生じやすくなっています。この処方は、お腹に力をつけて緊張をほぐしてくれます。また甘味が強いので、お子様でも無理なく服用できます。

養生法

慢性的な下痢については、漢方薬だけで対処するだけでなく、生活習慣の見直しも必要になってきます。漢方では、養生も漢方治療の一種と考えていますので、ぜひ合わせて生活習慣の改善にも取り組んでください。

食事の見直し

一番大切なのは、食事の見直しになります。とりわけ、湿熱タイプには効果的です。

控えて欲しいもの油物、アルコール、コーヒー、甘いお菓子やスイーツ、冷たいもの、辛いもの
注意が必要なもの乳製品、発酵食品

控えて欲しいものは、基本的には美味しいものばかりです。さすがに全部を止めるのは大変だと思いますので、意識して少しずつ減らしましょう。そうすれば、だんだんとどれくらいで調子が悪くなるのかがつかめてきます。

乳製品や発酵食品は腸内環境を整えてくれるため、健康には良い食材なのですが、人によって合う合わないの差が大きいため、注意が必要です。健康に良い食材がすべて、ご自身の腸内環境に合っているとは限りません。健康のために食事に取り入れているものが、反って腸内環境に悪い結果をもたらすこともあります。もし、下痢が続くようでしたら、一度やめてみることをお勧めします。

あとは、食べ方も大切です。急いでかきこむように食べれば、消化も悪く下痢になりやすいです。できるだけゆっくりと、食事の時は食事に集中して食べるようにしましょう。マインドフルネスに食べることで、消化も良くなり普段感じられない食事の味わいも実感することができます。

冷えに注意

お腹が冷えると腸の蠕動運動に影響を及ぼします。冷たい飲食物はもちろんのこと、服装にも気をつけて、調整しやすいようにしてください。かといって、お腹だけ冷えないように腹巻きをするだけでは不十分です。手足末端が冷えれば、冷えた血が巡ってお腹を冷やしてしまいます。そのため、お腹だけでなく特に手首、足首、首周りは冷えないように十分注意をしてください。

適度な休息をとる

体が弱い人はちょっと無理をするだけで、不調が出てきます。とりわけ、胃腸にダメージがきやすいため、早め早めに休むように心がけましょう。特に睡眠不足は疲れが取れないだけでなく、自律神経も乱してしまうので、腸の動きに影響を与えやすくなります。よっぽどのショートスリーパーでもないかぎり、最低6〜8時間は自睡眠時間をとるようにしてください。

水分量に注意

こまめな水分補給はとても大切なことです。とりわけ、夏場は熱中症や脱水症状の予防のためにも、水分不足は厳禁です。ですが、過剰な水分摂取も問題です。どうも水分不足の危険性しか語られませんが、漢方では過剰にとった水分は水毒として身体に悪さをします。腸内にあふれれば、当然下痢になります。そうなると、水分はどれくらいとれば良いのか、混乱してしまうかもしれません。

当然人の活動量によって、水分量は異なります。大切なことは、一気に大量の水分を取らないことです。こまめに少量ずつ、水分をとるようにしてください。そうすれば、水分不足の心配も水毒になる心配も防ぐことができます。

まとめ

下痢に適切に対処するためには、しっかりと病態を分類することが大切です。湿熱や水毒といった、外部から入ってきた下痢のタイプ(実証)は生活習慣を改善しつつ、漢方薬で治療すれば比較的早く治すことができます(1ヶ月〜3ヶ月くらいでしょうか)。

胃腸虚弱や陽虚といった虚証のタイプは、根本的な力が不足しているので、症状を抑えるのは数ヶ月くらいでできますが、完全な体質改善に至るまでは長期間(数ヶ月〜数年)必要です。もしくは漢方薬でコントロールして、ある程度の安定までもっていくことを目標にすえていく必要があります。

このように、漢方薬ではさまざまな治療法が確立されており、適材適所で効果を発揮してくれます。たかが下痢といえども、状況次第では生活の質を大きく下げてしまいます。お困りの方はぜひご相談くださいませ。

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記事の執筆者

三鷹の漢方薬局 Basic Space 薬剤師 今井 啓太