TREATMENT

疾患別治療

花粉症

花粉症は毎年一定の期間、苦しい思いをして、仕事や学業、日常生活の質を大きく下げてしまう要因ともなりうる。最近では眠くなりにくい抗アレルギー薬も多数出てきたり、漢方薬も処方されるようになってきており、治療効果が出ていると思われる。一度自分に合った薬を見つけることができれば、翌年以降も割と対処が出来やすいので、早い段階で見つけてしまうのがオススメである。なお、漢方薬を服用すれば花粉症の予防となるという事が言われたりもしているが、これに関して、私は懐疑的である。なので、漢方薬での花粉症予防するより、日頃から運動をして水分代謝を促す事の方がよっぽど花粉症対策としては有効ではないかと考える。しかも、体力もついて、ストレス発散にもなるので、その恩恵は計り知れない。

漢方治療

花粉症は外から体に侵入する過程はお案じであるが、個々人の現す症状が違ってきます。さらに花粉の季節によっても現れる症状が変化してきます。例えば、スギ花粉のようにまだ外が寒い時期(2〜4月)で生じる場合と、ヒノキ花粉のように暖かくなってくる時期(4〜5月)では鼻水の性質、目の痒みの状態などが異なるケースが多いです。つまり、花粉というよりも気温によって左右されているとも言えます。症状を加味するのと同時に、本人の体質を考慮して処方を決定していきます。

小青竜湯
花粉症のファーストチョイスとして用いられることが多い。漢方的には「心下有水気」で有り、冷やされた水が肺や鼻に流れることで、サラサラ透明な鼻水や喘息などを起こす病態に有効とされる。胃腸が弱い人は「麻黄」を除いた「小青竜湯去麻黄」として使用されることもある。

苓甘姜味辛夏仁湯
小青竜湯の裏の処方とも言われている処方。小青竜湯が服用できない方向けである。サラサラとした鼻水や痰が多量に出るものに有効である。

麻黄附子細辛湯
身体に弱りが有り、普段から冷えやすい体質の人に有効である。小青竜湯にも入っている「細辛」という生薬が、鼻の血管を引き締めて、鼻水を抑える働きがある。

桂姜棗草黄辛附湯
「麻黄附子細辛湯+桂枝去芍薬湯」の組み合わせである。麻黄附子細辛湯で鼻づまりが有り、喘息もちの方に有効となる。

越婢加朮湯
風湿熱型とされる花粉症タイプ。目の赤みや腫れ、鼻詰まりや黄色鼻水、喉の炎症など気温が上昇した時期の花粉症や熱型のタイプの花粉症に有効。

桂枝二越婢一湯
「越婢湯+桂枝湯」の組み合わせ。越婢加朮湯のタイプで、虚証に属するもの。

辛夷清肺湯
副鼻腔炎のファーストチョイスとして用いられる処方で、花粉症にも応用される。熱型のタイプで症状が慢性化して乾きの症状が出てきたものに有効。

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アレルギー疾患