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治療について

漢方治療の主役はあなたですよ

「人生の主役はあなたです」

どこかで読んだ本にあった気がします。

日常に忙殺されて、

たんたんと日々のタスクをこなすだけの日々。

ふと気を抜いた時に

「自分は何をしたかったのだっけ。」

「こんな人生で良かったっけな。」

いつの間にか自分軸ではなく

他人軸で生きている事に

気づく瞬間があるかもしれません。

それと同じような事が

医療を受ける際にも起こります。

「辛い症状をなんとかして欲しい。」

「少しでも早く健康になりたい。」

皆様そのように思って、

医療機関に足を運びます。

そこはすごく分かります。

健康的な生活は誰もが憧れますから。

風邪や一過性の症状であれば、

きちんと治療や休息をとって、

時間が過ぎていくのを待っていれば、

自然と寛解へと向かっていくのですが、

症状が比較的重く、

しばらく治療をしなければならない場合は

「健康になってどうしたいのか、

どんな生活をしたいのか、

薬との付き合いはどこまでするのか

もし治らないのなら、どう付き合っていくか」

といったことも、

同時に考えなければいけません。

そうはいっても、

患者様の大部分は医療の専門家でない方なので、

「そんなの自分でわかるわけないし」

と返ってくるでしょう。

もちろん、そこも分かった上で

言わせてもらうと、

治療の主導権は患者様にある

ということです。

医療者はあくまでも提案者です。

「今はこのような病気があって、

こういう治療で行う場合と

このような治療で行う事ができます。」

医療に絶対に正しい選択があるわけではなく、

あくまでもベターな方法があるけど、

それを提案してくれるのが医療者です。

「さてあなたはどうしますか?」

という事です。

医療者が上で患者様が下にある

という図式ではありません。

選択権はあなたにあるのです。

そのためには、

「自分はどうしたいのか」

という事です。

それは、年齢や環境などの

様々なステージによって、

個々人異なってくる事でしょう。

その根底にあるのは

ライフスタイル

です。

あなたが大事にしたいライフスタイルは

なんでしょうか?

もちろんそれが著しく

健康を損なうものであるならば、

控えるべきでしょう。

ですが、自分の人生を

自分で舵を切ることの方が

よっぽど充実感があります。

その辺りをどこまで医療者と

コミュニケーションが取れるのかどうか

とても大事なことです。

ただただ治療するだけでなく、

どこまで患者様の価値観に合わせた

治療を施すこと、

つまるところ

「オーダーメイド 医療」

それこそが、本来のあるべき医療の姿です。

人生の主役はあなたです。

医療の主役はあなたです。

あなたはどのような医療を望まれますか。

お越しになった際には

じっくりとお聞かせください。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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