養生

コロナの不安対策〜その3〜つながりと内省

前回に引き続き、

コロナによる不安対策について

述べたいと思います。

前回の記事

「コロナの不安対策〜その1〜基本を徹底する」

「コロナの不安対策〜その2〜支出金額を把握」

さて、今回は最後の対策

「自宅待機による孤独への不安」

の対策になります。

外出できないことに対する

ストレスの感じ方は人それぞれです。

人には内向型と外交型というタイプがあるそうですが、

外交型の割合が75%、内向型はわずか25%にすぎないようです。

ということは、自宅待機でも気にならない人より、

ストレスや孤独感、不安を感じる人の割合の方が

多いということです。

ということは、

このコロナの間に気を病んでしまう人は

少なからず増えてしまう気がします。

そのような方のために、

私なりの孤独への対策(3つ)を

述べたいと思います。

①つながりを意識

私はどちらかと言えば外交型なので、

1日中家にこもっていると、

息が詰まりそうになるのですが、

幸いなことに、

仕事上、お客様(患者様)とコミュニケーションを

とることができます。

仕事が休みの日は直接コミュニケーションを

とることはありませんが、

ただ、次回お薬をお渡ししたり、

送付したりする時に、

どのように漢方処方を組み立てていくのか、

考察をすることで、

一種のつながりを感じています。

つながりはつながっている瞬間だけでなく、

考えている時にも感じるものです。

直接会えない今だからこそ、

普段、自分が大切にしている人を

想像したり、直接コミュニケーションを

とることで、孤独が和らぐのではないでしょうか。

さらに言えば、

つながりは人ではなく、

大切な物やもっと壮大なもの(自然や宇宙)

といったものでも感じることができると思います。

時間がある今だからこそ、

自分の心地よいと思う人や物、事を

意識してみてください。

内省

自分と向き合う時間

不安だからこそ、とことん向き合うというのも

良い方法です。

といっても、

不安な気持ちをグッと堪えて、

思いを巡らせているだけでは、

どんどんネガティブ、泥沼にハマってしまいます。

そんな時は

全部吐き出してしまうのが良いです。

思っている事全部

紙に書き出す」

という方法があります(筆記開示)。

とにかく不安を全部外に出してしまう事で、

頭の中にある不安を紙に移してしまう事です。

頭の中では抽象的で答えのないことを

いくつもいくつも堂々巡りしてしまうことを、

紙に書き出すことで、

客観視でき、不安の対象を明らかにすることができます。

これは私自身も息詰まった時には

よく行います。

最近はパソコンで文章を書く機会が増えましたが、

実際にペンで書くと気持ちかったりします。

③体調を整える

心と体は分けることはできない。

漢方の考えにもありますが、

心が病んでいる時は、

体の調子も必ず衰えています。

自宅待機で体を動かさなくなるので、

より一層精神面に影響が出てしまいます。

言わずもがな、

不安になったら、運動をする

今まで述べた中でもっとも即効性があるのがこれです。

とても簡単でお金も掛からないので

オススメです。

私は起き抜けにスクワット→腕立てふせ→腹筋を

行いますが、

運動習慣がない人にはいきなり激しい運動をするのは

ハードルが高いかと思います。

そのような人は、まずは

不安を感じた時だけで良いので、

「不安を感じたら、スクワット5回」

というようなルールを作って、

これだけやってみると良いかと思います。

あとは、睡眠

時間があるほど、反って夜更かししてしまいがちです。

睡眠不足も不安を助長してしまう要因と

なってしまうので、意識してとってください。

以上になります。

「止まない雨はない」

先の見えないコロナですが、

そもそも未来なんて誰にも分かりません。

わからないから不安になるのではなく、

「今やれること」

それだけを意識して、積み重ねていく。

自分への戒めの言葉でもあります。

今井 啓太

今井 啓太

薬剤師。1984年生まれ。名古屋市立大学、大学院を出た後、大手医薬品卸会社に入社。営業所の管理薬剤師として、西洋医学を中心に知識を深める。その後、調剤薬局勤務を経て、漢方薬局 博済に勤務。福島毅先生より、中医学理論及び漢方の臨床について学ぶ。その後、漢方コラージュの戸田一成先生より漢方経方理論を学び、実践への礎を築く。2016年、三鷹にて漢方薬局 Basic Spaceを開局。

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